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<重要>
平成23年12月20日
ARC建設業再生実務家協会・会員各位
≪ARC建設業再生実務家協会≫
次年度以降の活動内容について
有限責任事業組合 CBCC-Consulting
理事長 福島 一隆
ARC建設マガジン10月号にて、CBCCグループ代表である倉見康一が、現役を退く旨、先生方にお知らせ申し上げました。
倉見が建設業再生実務家協会の前身である建設業経営コンサルタント協会を立ち上げて十数年余り、その後、ARC建設業再生実務家協会を設立してはや4年近い時が経とうとしております。
私には、手前味噌とのご叱責もあろうかと思いますが、倉見康一という建設業経営の革新を提唱することで一時代を築いた経営コンサルタントの引退という出来事は、CBCCが、ARC事業を通して、建設業界に対して果たすべき、役割の一つを終えたことを意味するように思えてなりません。
倉見と一緒に仕事に携わるなかで、至った思いがあります。
CBCCが、建設業界に対して果たすべき役割とは、倉見康一という経営コンサルタントの声を通して、「従来の常識や秩序が機能しない混乱期にある建設業経営者に対し、事業を正しく導くための“経営思想・経営哲学”を、情報発信や経営指導を行うなかでお伝えすることにあったのではないか」ということです。
国内の少子高齢化と経済のグローバル化は、建設業に限らず全ての産業に混乱を巻き起こしています。世の中では、従来の常識や経験では判断しきれない事象で溢れています。
そして、CBCCが、建設業経営者の方々に、この混乱期を生き抜くための“経営思想・哲学”をお伝えするという役割を終えた今、ARCの役割も自ずと変化していかざるを得ません。
つきましては、ARCの運営に関して、先生方にお知らせがございます。
「ARC建設業再生実務家協会」は、協会会長であった倉見の退任後も、私、福島が協会事業を行うことになります。
私は、これからのARCの役割は、前述した「混乱期を生き抜くための“経営思想・哲学”」を先生方を通じて、建設事業へお伝えしていくことから、先生方と連携を深める中で、「再生対象となる企業個々の経営を支援することに注力すること」と捉えております。
また、倉見の退任にともない、①協会事業を先生方からご依頼の個別の建設業のPL再生案件の対応を協会の中心の事業とし、②ARC建設マガジンを廃刊、それにあわせて、③次年度より、先生方から頂戴しておりました会費制度を廃止し、個別案件の対応に加えて、④建設業再建に関するノウハウ研修会、それに類するイベント等の開催をはかって参りたいと存じます。
※ 研修事業の内容や開催などについては、ホームページなどの媒体を通じてご案内申し上げます。
この4年近くの間、先生方ともに建設業の再生に携わるなかで感じたことは、年を追うごとに増す、建設業の経営環境の悪化であります。
また、地方の経済力の低下は、建設業界の低迷に歩調をあわせるように進行してきているように思えてなりません。
今年3月には金融円滑化が終了する気配が濃厚となってきています。
建設業のPL再建に関するコンサルティングなど、先生方と連携して事案にあたることも増えてこようかと存じます。
また、ARCにご加入頂きました先生方には、ARCが理想として掲げた「心ある中小建設事業者の救済」という主旨にご賛同を頂き、長きにわたりこれまで、ご尽力頂きましたこと心より御礼申し上げます。
次年度から、建設業再生実務家協会の運営方針も大幅に変更することとなりますが、「心ある中小建設事業者の救済」という目的を達するため、今後も事業展開を続けて参ります。
今後とも宜しくご高配を賜れますようお願い申し上げます。
ARC「建設業再生実務家協会」とは、CBCCグループが主宰し、2007年10月に設立した全国の税理士、会計士等の士業専門家、経営コンサルタントの先生方を会員とする全国組織です。
CBCCグループは、建設業を主なクライアントとする経営コンサルタントとして、大小を問わず、長年にわたり数多くの企業の経営改善、事業再生業務に従事して参りました。
ARCは、建設会社をクライアントとする全国の税理士、会計士など士業専門家、或いは経営コンサルタントの先生方に、公共工事の激減、民間建設市場の低迷にあえぐ建設会社の経営改善に有効なビジネスモデル、そして経営ノウハウを提供することで、「困難」といわれている建設業界の事業再生を支援する目的で設立されました。
ARCを設立した以降も、建設業界を取り巻く市場環境は、政権交代による大型公共工事の見直し、地方自治体の財政難による更なる公共市場の縮小、リーマンショック以降低迷しまたままの民間市場と、悪化の一途をたどっていることはご存知の通りです。
しかし、建設業は、国内市場が縮小の一途をたどっているとはいえ、官民あわせていまだ40兆近い市場規模を有する国内、特に地方経済を支える有力な産業であることに異論はないかと思います。
国内においてこれほどの市場規模を有しながら、建設業の事業再生が難しく、成功事例が少ないといわれる背景には、急激な市場規模の縮小に加えて、業者数の多さもありますが、“均衡ある国土の発展”の名のもと、戦後以来安定した受注に支えられ、とかく生存競争の激しい他業界に比較して、ビジネスモデルの改革が遅々として進んでこなかったことがあります。
また、金融機関を含む事業再生の専門家であっても、建設業界特有の単品受注生産、多額の立替資金需要、あわせて人と建設機械以外には、目立った経営資源をもたないという、他の産業にない特徴から、事業再生に積極的ではないという点も、建設業の事業再生が進まない背景ともなっています。
ARCでは、建設業の経営を、従来の土木、建築、舗装など取扱い工事、市場=「公共工事」と「民間工事」という視点から、「受注」と「施工」という新たな着眼点から見直し、再生対象企業の規模の大小を問わず、企業が有する固有の経営資源を再評価し、建設業というビジネスモデルの再構築を提唱しています。
また、本年度よりARCでは、従来行っておりました会員諸先生方に対するビジネスモデルの提唱、経営ノウハウの提供以外に、諸先生方がクライアント企業の建設業経営者及び経営幹部に、経営及び事業再生に必要不可欠な知識を普及頂くことを念頭に「建設業経営管理者育成講座」をスタートさせることとなっております。
当然、受講者が得た知識が、実際の経営の場で実践されるよう、知識の習得度合いをはかる検定試験の実施なども視野に入れて事業展開して参ります。
建設市場が日本国内からなくなることはありません。
当協会の主旨にご賛同頂き、ともに建設業の再生事業にあたって頂ければと存じます。
ARC「建設業再生実務家協会」
理事長 福島 一隆